が随時入荷!

, ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.,,

スマートフォン用の表示で見る

今日の東京新聞

お買い得セール開催中!

安保法違憲訴訟 「戦争いかん」貫いた3年

   1面/2017.7.4

「戦争いかん」貫いた3年 元三重県職員上告も棄却/ こちら特報部 26面

 集団的自衛権の行使を容認する閣議決定も安全保障法制も違憲だ―。元三重県職員の珍道世直(ちんどうときなお)さん(78)=津市=が国に無効確認を求めた訴訟で、最高裁は上告を棄却した。3年に及んだ法廷闘争には幕が下りたが、時を同じくして自民党東京都議選で歴史的大敗を喫した。珍道さんは「国民運動で安保法を廃止に持ち込む好機だ」と諦めていない。      (池田悌一)

 「上告に理由はない」 最高裁第一小法廷が先月29日付で出した決定は、閣議決定や安保法の 憲法判断に踏み込むどころか、何の言及もないまま訴えを退けた。木沢克之裁判長ら裁判官5人全員一致の意見だった。
 珍道さんは「最後の砦(とりで)として司法に期待をしていた 。最高裁には良心的な裁判官がいると信じていたのに、違憲審査権を放棄するとは…。とても無念です」と声を落とす。
 珍道さんが「安倍内閣にも国会にも期待できない。もう黙っていられない」と訴えを起こしたのは、安保法が成立した2カ月後の2015年11月だ。「集団的自衛権の行使容認は憲法 9条を根底から覆す。閣議決定は内閣の職権の逸脱で、他国の戦争に加担する安保法も9条違反で無効だ」と津地裁に提訴した。
 しかし地裁は16年7月、「抽象的に違憲かどうかの判断を裁判所に求めており、訴訟の対象にならない」と訴えを棄却。名古屋高裁からも同様の理由で棄却され、今年1月に上告していた。
 珍道さんが違憲訴訟を起こしたのは今回が初めてではない。行使容認の閣議決定直後の14年7月にも、「 閣議決定違憲」として 東京地裁に提訴した。このときも最高裁まで争ったが、すべて退けられた。
 この3年間の法廷闘争中、ネット上には「じじい、はよ逝(い)け」「バカ左翼」などと中傷する書き込みが相次いだ。珍道さんは「不本意だったが、訴訟を取り下げる気にはならなかった」と言い切る。その信念を支えたのが、自らの戦争体験だった。
 終戦前月の1945年7月、津市は米軍の大空襲に見舞われた。防空壕(ごう)の隙間から見えた爆弾の雨。壕を出ると、がれきの下からうめき声が聞こえ、川には無数の遺体が浮かんでいた。そのむごたらしい光景は6歳の少年の心に焼きつき、「戦争は絶対に、したらいかん」と決意させた。
 一連の訴訟も「決して戦争をする国になってはいけない」との危機感からだった。 一人の戦いを終えた今、全国の約6200人が19地裁で起こしている 集団訴訟に希望を託す。
 最高裁の決定直後の2日に投開票された都議選で自民党が惨敗し、安倍晋三首相が築いてきた「一強体制」が揺らぎ始めた。珍道さんは「都民がノーを突きつけた相手は、安倍政権そのものだ。安倍政権は特定秘密保護法や安保法制、共謀罪の審議で、民主主義に反する手法で強引に押し切った。国民は決して許していない」と指摘する。
 「安倍ノー」の声は全国に広がるのか。
 珍道さんは「都議選で示された民意は、都民に限ったことではないだろう。全国の人たちも、安倍政権に対する不信感を同じように抱いているはずだ」と見通した上で力説する。。
 「政治の流れを変えるのは今だ。安保法が憲法違反なのは明らか。廃止に向けた国民運動につなげたい」

 

<ブログコメント>違憲訴訟では、侵害された事実にもとづく訴えでない限り、今の法体系では敗訴もしくは棄却となることが明白なので安易な個人訴訟は行うべきではない、かえってその後の訴訟の余地を狭めてしまう、というもっともな意見があります。法廷で勝ち負けを争うの目にはそうかもしれません。でもおかしいと感じたことをおかしいと個人が訴える、これは私たちの社会の大切なあり方の一つではないでしょうか。一人の個人の訴えは棄却できても、100万件の同様の訴訟が発生したら、裁判所は棄却できるでしょうか。違憲訴訟では、訴因の不備よりも、法体系の不備(憲法裁判所の不在)が明らかです。

スターをつけました

引用をストックしました

引用するにはまずログインしてください

引用をストックできませんでした。再度お試しください

限定公開記事のため引用できません。。

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
{yahoojp}xt01-zzp05-gui-zd-2453